コロニアル屋根塗装工事-その意義と是非のページ

何故、屋根を塗るの?

美観維持だけが屋根塗装の目的ではありません

また〃屋根を語れる〃のは新築や営繕を深く知る工務店業者です

屋根の種類別-劣化の特徴

切妻屋根

寄棟屋根

雨掃けは良い

雨掃けがやや悪い

  急傾斜の付いた突端が鋭角状の屋根を   緩やかな傾斜で屋根面が基本4分割されている
  切妻屋根(キリヅマ ヤネ)と呼びます。   屋根を寄棟屋根(ヨセムネ ヤネ)と呼びます。
   
  急傾斜故に雨掃けは良く、雨樋に向けて一気に   傾斜が緩いため雨水の流水速度も遅く、比較的、
  サーツと流水しますので窯業瓦への雨水浸食や   タクリタクリとゆっくり雨樋に向かって流れますので
  先端での雨水内側廻り込みのリスクは比較的、   窯業瓦面の浸食リスクはやや在ります。
  低い特徴があります。一般に急傾斜屋根ほど   また先端で雨樋には落ちずに内側の拾駒幅木に
  腐食リスクは低いのです。   流水が廻り込んで腐食するリスクも持ちます。
   
  但し、雨樋の幅と雨受けには注意する必要が   棟板金も切妻屋根より量が多く在りますので
  あります。雨水流水が速い故、樋に当たった水が   特に排水経路部分の板金の錆に注意が必要と
  内側の拾駒木に撥ねて腐食させることもあります。   なります。
 

先端での雨水廻り込み例

   外観が健全に見えても瓦を剥がしてみると、先端の野地板が腐食している例がよくあります。
   これはコロニアルでも重量瓦でも、また切妻でも寄棟でも起こります。
   あえて云えば雨掃けの悪い寄棟の方がリスクは高いのです。
   特に日当たりの悪い北側下屋根(1階の屋根)が要注意です。
 
   同じハウスメーカーの同じ下請け工務店が建てた家でも近隣遮蔽条件等の東西南北の日射条件
   北向き斜面立地等、立地の条件や、新築時に施工をした板金職による水切り板金スカートの長さ等、
   ちょっとした悪条件が存在すると全く同じ家でも劣化には差異が出て来るのです。
   また、雨水の流水量や流水速度に合致していないサイズの雨樋を使っていたり、雨樋の雨受けが
   悪い取り付けを行っていますと雨樋内側の拾駒木が流水を受けて腐食したりもします。

拾駒部分には板金による雨水受けの有るケースと無いケースとがあります。

雨樋に落ちるときの流水が跳ねて拾駒と破風板上部隠蔽部分を腐食させます。

 
   ですから通り一遍に「塗装」を行うのではなく、劣化や劣化の原因を掴んだ御提案/施工が重要と
   なりますので屋根は瓦葺き等の専門職人、もしくは構造を知る大工棟梁の判断が重要になります。
 

棟板金の錆劣化と押え釘の浮き

   塗装時に浮いた固定釘の点検&頭押えを

棟板金に錆止めを塗装したところです

   しているところです  
 

棟板金内の腐食貫材の交換

固定釘が取れていたり板金にメクレが有ると

浸水により内部の貫材が腐食をして害虫発生リスク等不衛生状態になります。

棟板金を外し貫材を交換しているところの写真です。

 
   コロニアル屋根には屋根頂上や横端にたいてい水切りの板金が走っています。
   これは棟板金(ムネバンキン)と呼ばれています。
   棟板金は通常、釘で押えられていますが、この釘が日射高温と真冬夜間低温等の温度変化
   繰り返すうちに浮いて頭が出て来ます。そして浮いた部分から雨漏りがよく起こるのです。

そして、屋根塗装の基本意義とは?

   @.塗装をすることでサラッと雨掃けが良くなります。
          → 雨樋に流水し易くなり、窯業瓦面-吸水脆弱化リスクと屋根先端
               雨水廻り込みリスクが低減します。
   A.棟板金のメンテナンス
          → 塗装時に棟板金の押え釘も点検&頭押えが同時に出来ます。
               また、サビも塗装により抑止出来ます。
   B.屋根-遮熱塗料(従来とは異なる角度からのメリツト)
          → 近年、普及して来た遮熱塗料を施工することで夏場での省エネ
               効果と、従来屋根塗料より熱に強く長い耐用力が期待できます。
 

↑ 以上は主に外部防水の問題です。↑

 

屋根に上がらせて良い職人

   屋根は比較的、地面から目に付き易い1階部分の屋根を下屋根(ゲヤネ)
   実際に登らないと状態がわからない2階部分の屋根を大屋根(オオヤネ)と呼びます。
 
   昔からの大工棟梁や工務店の伝統的一般見解では、下屋根なら未だしも、
   大屋根には本来はその家を建てたときの大工棟梁と瓦職人以外の如何なる職方も
   歩かせてはならない、とされています。御客様である家主すら歩くな、と言う棟梁も居ます。
 
   比較的、技術レベル的に高いと云われている電気系職、特にアンテナ工事等でも
   瓦を気付かぬうちに割ったりもするからです。うかつな者を歩かせると瓦を割ったまま知らん振りになり
   発覚するときは既に相当に雨漏り腐食が進行しているときなのです。
 
   特に重量系日本瓦では歩く場所が決まっていて瓦職人以外では割ることがあります。
   長年の激しい日射熱を受けている瓦は脆弱化もしているからです。
 
   またセメント系瓦は現在廃止廃番傾向が顕著ですので割ると同じ瓦が手に入らない
   ことも有り得るのです。
 
   工務店系塗装店アドバンスペイントなら重量系瓦の塗装等の御要望のある場合では
   専属瓦職人を迅速に入れて対応致しますので御安心して御任せ頂けます。
 

 

   コロニアル瓦塗装と瓦隙間について
  アドバンスペイントの施工はここが違う
 
   下の方に写真を載せていますが、コロニアル瓦の塗装に於いて瓦と瓦の隙間に塗料を詰める塗り方
   をしますと、流水遮断と蒸れによる毛細管現象により屋根全体が腐食を起こすことがあります。
   但し毛細管現象はコロニアル瓦の中でもアーバニータイプと呼ばれる物に傾向的には起こり易い特徴
   もございますが、そう高い頻度で起こる腐食でもございません。

アーバニータイプ コロニアル瓦

 
   瓦隙間を無神経にも塗料で潰して良い、と言う訳ではありませんが、
   この説はあくまで防水シート外側での話ですので塗装専業業者間で過大誇長もされて来た話で
   ある可能性も否めません。

棟換気装置の方が何倍も重要度が高い

   屋根野地板腐食は基本的には内外温度差で自然発生する結露により起こります。
   そのためには天井裏の熱気を屋外に排出する必要がありますか、写真のような棟換気装置が
   クローズアップされ始めたのはここ10年前後の話なのです。
   瓦隙間塗料潰し回避の何倍も重要度の高い事柄ですが、専業塗装屋は述べないでしょう!?!
   温度問題は不理解傾向なのと家屋や屋根全体観点では語らない業界だからです。
   アドバンスペイントなら足場時同時施工で僅か85,000円程度で後付けが可能です。
 
  塗装テクニカル面でも御任せ下さい

   上の写真は関ペ・屋根遮熱塗料下塗りクールプライマー施工時の写真ですが、
   アドバンスペイントの施工では瓦重なり部分から1センチは厚みの付く同下塗り等は塗らずに
   残します。またローラーは横に転がして塗ります。縦には転がしません。

すると、、

   御覧の通り、瓦隙間は塗料では潰れず、そのまま確保されます。
 
   エアレス(スプレー)吹き付けを勧める業者も居ますが、昔のプラモデル塗装で思い出して頂きたい
   ですが、吹き付けでも2回3回と吹くと厚みが必ず付きますので瓦隙間は潰れます。
   私共の施工方法では9割5分の瓦ベタ面を塗り、隙間部分僅か5ミリ〜1センチのみを塗料詰め防止
   のため薄く残す塗り方ですので確実性は高いやり方です。
   またエアレス吹き付けは近隣飛散物損事故リスクもあります。
   一般に塗装を古くから知る業者は行いません。
 
  タスペーサーについて

02型と大きめの03型があります。

隙間を確認して頂けます・

  屋根遮熱塗料には一定厚みが必要
   近年では遮熱塗料の普及により、どうしても一定塗膜厚みは付与しないと性能スペックは満足出来なく
   なりつつあります。屋根遮熱塗料の下塗りである関ペ・クールプライマー等も一定厚みが無いと性能を
   満足しません。そのためには基本的にはローラー塗り施工となります。
 
   エアレス吹き付けは高リスク、良識業者は敬遠傾向
   またエアレス吹き付け塗装は均一には仕上がりますが近隣飛散により物損事故となる確率が高く、
   風向きで200m先の自動車に付着したりもしますので現在では10業者中9業者が敬遠する傾向です。
   人工手間も省けて人件費も安く出来ますのでエアレスを無理やり施工する業者も出て来てはいます。
   またたとえエアレス塗装でも三回以上吹けば厚みは付きますのでタスペーサーは必要となります。
 
   周辺100mが野原等の環境以外では当社では雨戸等でもエアレス工法は施工しません。
   「近隣で業者がエアレス吹き付けをしていたのだが自動車等に塗料付着物損害を受けた」のケースを
   数回耳にしています。吹いた業者が気付いていないか気付いていても無視して謝りにも来ない盗人
   猛々しいかのいずれかです。そもそもエアレス吹き付けが高リスク故、ローラー工法が開発された経緯
   があります。深慮のある常識的業者では通常は敬遠します。
  
   弊害面も持つタスペーサーには組み込み方があります
   塗る前から既に瓦同士隙間の間隔が狭くカッター目切りのみでは雨水流出隙間の確保が難しい場合、
   タスペーサーを組み込みます。
 
   但し、タスペーサーはどうしても必要な場合の必要箇所のみに最低限で施工するのが望ましいのです。
   どんな技術でもメリツトと共に相反するデメリットも持ちます。
   タスペーサーを施工した部分を後日忘れて歩くとコロニアル瓦を割ることがあります。
 
   タスペーサーを単純思考の塗装職のみで屋根全体に施工、などは愚の骨頂です。
 
   アドバンスペイントでは家屋屋根のどの部分に結露発生リスクが高いかを一棟一棟毎で検証し、
   大工棟梁の判断によりタスペーサーを設置しています。タスペーサーの設置は必要最低限です。
 
   また様々な工夫によりタスペーサー弊害リスクを回避しています。
 

 

 

コロニアル瓦屋根の欠点とは?

本質抜本対策と付帯的対策を混同しない施工

 
    結論から申しますと、コロニアル屋根は築10年前後の外壁初回塗装時
    に同時施工で一度、塗られた方が良いでしょう。
 

そして、

↓ 以下は「温度」の問題なのです。↓

 
            外部防水と内外温度差&自然発生結露
        「外部から侵食して来る雨水を防ぐ外部防水塗装さえをしっかり行えば、家屋は守られて長持ちを
        する」、本質を語ったような防水塗装業者のセールストークですが、家屋とはそんなに単純なもの
        ではありません。然らば、何故、現在のハウスメーカー各社では気密性住宅や外断熱工法、壁内に
        通気層を持つ計画換気等が研究開発をされ、それら家屋が市場に続々と投入されているのか?
 
        総て、内外温度差で自然発生をしてしまう「結露」こそが家屋の老朽化・脆弱化・非衛生化の最大
        原因であることが阪神震災以降の検証からわかって来ているからです。
        「結露」の対策とは単純な外部防水のみでは解決しません。原因は「温度/温度差」だからです。
        そして「屋根」とは「風呂場」と並び家中で最も結露リスクの高い場所なのです。
 
 

↓当社の施工ではありません。

瓦同士隙間が5mm前後もあるセメン ト瓦

塗料で隙間を総て潰してしまった コロニアル

 これだけ瓦同士に隙間があれば雨水流水も健全性  ただでさえ通気隙間が狭くて苦しいカラーベスト・コ
 が維持され易く、瓦同士の隙間から通気も成されて  ロニアル瓦を外部防水念頭のみでブ厚く塗ってしま
 瓦裏側には比較的、結露も発生し難いのが特徴。  っているので瓦同士の隙間が全く存在せず防水シ
 瓦そのものも一定厚みがあるので断熱性を持ち、  ートの上での問題とは言え本来、重なって隠れてい
 内外温度差による屋根野地板や防水シート周辺の  る部分にも流れるべき雨水も遮断密閉されてしまい
 自然発生結露は抑止され易い。但し重いので、  、通気も皆無ですので毛細管現象と呼ばれる自然
 耐震上では不利なのが難点。これらの本瓦は、  発生結露が瓦裏側に発生してしまい害虫発生や
 出来るだけ塗る必要はありません。塗ると塗膜厚み  カビ等の温床になり野地板も腐食します。
 で雨水流水経路も狂い、せっかくある隙間にも塗料  
 を詰めますので通気能力も落ちて不健全になります  
 
            洋風コロニアル瓦屋根の決定的な欠点とは?
        コロニアル瓦は軽量であるゆえ、近年( ここ約30年間 )では家屋の屋根瓦として最も多く使われて
        います。日本のような地震国ですと軽量故に家屋構造材への負担が柔らぎ耐震上有利だからです。
       
        しかしながら大きな欠点も有しています。それはコロニアル瓦屋根は天井裏に熱気が非常に
        籠り易いと云うことです。つまり夏場は暑く冬場は自然発生結露が出易い宿命を持ちます。
 
        昔全盛だった日本独自のセメント瓦や焼き物瓦等の重量本瓦は、瓦直下に防水シートは全く
        敷かないか、敷いても通気性の良いものをせいぜい1枚のみ、もしくはお寺などでは通気性の良い
        杉の木のスライス等を防水シートとして敷いていたのです。

コロニアル屋根-野地板と防水シートの様子

本瓦-和風焼き物瓦

 上の写真は屋根のベースとなっているベニア板。  本瓦は重たく耐震上は不利ですが瓦同士には
 ベニアと言っても20mmの構造用合板です。  4ミリ前後の隙間が在り、更に瓦の裏側には防水
 この野地板の上に写真のように防水シートを敷くの  シートは敷いても通気性の良いものをせいぜい1枚
 ですが、コロニアル屋根ではこれを2〜3枚敷くのが  だけ、もしくは昭和40年代前半頃迄は全く敷かない
 一般的です。1枚目を敷いてホチキスで止めますと  こともあったのです。お寺などでは通気性の良い
 ホチキスの留め穴から雨水が入りますので、その上  杉の木のスライスを今でも敷いていますので、
 にもう1枚敷くのです。そしてやっとコロニアル瓦を  天井裏に熱気は籠り難く、結露発生は少ないので
 最後に葺きます。何枚もの防水シートで屋根全体を  日本のような高温多湿の環境でも構造木材が
 包みますので密閉で天井裏熱気は逃げ場が無く、  100年近くも持つのです。
 コロニアル屋根の中は1年中サウナ状態なのです。  

するとどうなるか?

            コロニアル瓦屋根は野地が腐食し易い

        防水シートで密閉されたコロニアル屋根は、逆説的に述べれば雨水は防水シートで防いでいる
        とも言えるのです。極言すれば一番外側のコロニアル瓦は意匠アクセサリー程度のニュアンス
        なのです。ですからコロニアル屋根は裏側の防水シートが重要なのです。
 
        上の写真二枚は結露で腐食した野地板です。野地の腐食は北側に圧倒的に多く起こります。
        日本の家屋は何故か最も日当たりが悪く湿気の多い北側に風呂場や台所等の熱源が多くの場合
        置かれています。発生した熱は上に向かって上昇しますので風呂場や台所の直上の天井裏に
        熱気は最も多く滞留します。よってその部位の野地板が最も結露が出て腐り易いのです。
 
        一般に、昔からの本瓦に比べ、コロニアル瓦の野地板腐食リスクは三倍高いと云われています。
        腐食はしなくても長年の結露で防水シート前後にはカビや害虫が著しく繁殖しています。
        温度的には害虫や微生物の卵孵化に最適なのです。日射条件や棟換気条件にもよりますが、
        早いケースですと築後10年前後で北側風呂場上の下屋根が腐食するケースもあります。
 
 

 

                コロニアル瓦の欠点-その本質メカニズム
       カラーベスト・コロニアル瓦の屋根は昔の重たい本瓦のように、瓦と瓦の隙間が3mm〜5mmもあって
       充分な通気循環をしていた屋根とは異なり、瓦と瓦の隙間は僅か1mm前後しか無くピッタリとコロニアル瓦
       同士は密着するように重なって並んでいますので、新築時のこの状態で、 防水シート上の問題とは言え、
       かろうじて、やっと1mm前後の狭い隙間空間から息をしなくてはなりません。また、この狭い1mm前後の隙間
       空間からコロニアル重なり内部に流水した上部からの雨水流水が排出される構造のものもあります。
 
       これを厚く塗装してしまえば、この僅かな1mm前後の狭い隙間空間を塗料で潰してしまい、防水シート上での
       通気・雨水流水排出どちらも出来なくなります。 また、屋根の下、人間の活動するリビングや厨房、風呂場等では
       熱源があり絶えず膨大な量の熱が発生しています。極論で言えば人間が家屋の中にいるだけで熱は発生する
       のです。これらの熱は比重が空気より軽いので上へ向けて上 昇します。そうすると最後に行き着く先は 天井裏
       なのです。特に家屋の中で一番高い部位である2階の 天井裏に家屋中で発生した熱風空気は最終的には集ま
       ります。試しに真冬の2階屋根裏の中に一度入ってみると良いでしょう。真冬でもサウナ風呂のような暑さです。
       下部熱源発生の熱風空気は総て上部の2階屋根裏に最終的には 全部集まるのです。
                    
                凄まじい内部結露が瓦の裏側には継続的に 自然発生
       高温の熱風空気は2階屋根裏のコンパネベニア板で止まります。しかしコンパネベニア板の裏側にはもう コロニアル
       瓦用の防水シートが敷いてあり、その防水シートの上には コロニアル瓦が敷き詰められた冷たい外気のいる
       屋外なのです。当然、内部の高温の熱風空気と屋外外部の極めて冷たい冷気とが屋根を挟んでぶつかり合う
       わけですから、激しい温度差が発生して暖かい内部側に凄まじい湿気・結露が 自然発生します。この結露も特に
       内外温度差の激しくなる冬場の方が顕著に発生をします。これが20年近く続くと 野地板即ちコンパネベニアは主に
       北側半分の1/3程度が腐食してしまい、カビやノミ・ダニ等の害虫 や微生物のまさに温床と化しているのです。
       逆に言えば、コロニアル瓦屋根の瓦裏側は家屋では風呂場と並んで内部結露が最も 激しく発生する場所なのです。
 
 〜 瓦の裏側 結露発生のメカニズム (特に真冬の夜間) 〜

屋外↓↓↓ 冷たい外気 ↓↓↓屋外

 

カラーベスト・コロニアル瓦

←瓦同士の重なり隙間が狭く息が苦しく、
 

この部位に湿気・結露が発生する

  通気放出が難しい
  凄まじい内外温度差により防水シート前後 →

防水シート

←カラーベスト・コロニアルは瓦が薄いので
  に結露が継続的に発生している。

この部位に湿気・結露が発生する

  防水シートに依存をし厚めを2〜3枚敷く。
  20年でコンパネベニア板が1/4〜1/3腐る

野地板/コンパネ・ベニア板

  シートだけでも密閉度が高く通気放出難。
 

屋内↑↑↑   天井裏   ↑↑↑屋内

←熱風が最終的に集まる天井裏は、
 

屋内↑↑↑ 暖かい熱風暖気 ↑↑↑屋内

  常時サウナ風呂状態。
 

 

 
 

↑↑↑熱風空気は軽いので上昇↑↑↑

 
     
 

■暖房、風呂場、厨房等の熱源■

 
 
 

屋外↓↓↓ 冷たい外気 ↓↓↓屋外

 

昔からの重たい本瓦

←瓦同士の重なり隙間が広く、息がし易い
 

湿気・結露は発生するが緩和

  通気放出能力が高い。
  シート前後に結露は発生するが、瓦同士 →

防水シート

←厚い瓦そのものに防水を依存しているので
  の隙間から内外気循環が起こり緩和される。

湿気・結露は発生するが緩和

  防水シートは1枚程度しか敷かなかった。
  野地板の腐食は少ない。

野地板/コンパネ・ベニア板

  防水シートが通気放出を邪魔しない。
 

屋内↑↑↑   屋根裏   ↑↑↑屋内

←熱風は瓦隙間を目指して放出される。、
 

屋内↑↑↑ 暖かい熱風暖気 ↑↑↑屋内

 
 

 

 
 

↑↑↑熱風空気は軽いので上昇↑↑↑

 
     
 

■暖房、風呂場、厨房等の熱源■

 
 
                「カラーベスト・コロニアルを早く塗らないと水が染みて 屋根全体が腐る」、は信憑性が薄い
       家屋内部結露の弊害がハウスメーカーや建材メーカーで叫ばれ出したのは、未だここ10年前後のことですので、
       築20年のカラーベストを剥がしたら防水シートの下のコンパネベニア板が1/3も腐食していた、と言ったよくある
       現象も、外部防水だけが念頭の塗装・ペイント屋はカラーベストを塗装しないから防水が駄目で上から水が
       侵食して腐った、と主張傾向ですが、内部熱源発生熱風による内外温度差で自然発生する結露が原因、
       と言った本質論を理解している建築全般を見渡す業者は未だ少ない傾向なのです。
 
        但し、屋根はコロニアルであれ本瓦であれ、棟板金や端の防水スポンジ等の水切り施工が甘く、
        隅部分の一部のみが腐食するケースがあります。、これも特に北側等日当たりの悪い部分によく見られます。
 
        アドバンスペイントでは塗装足場時に屋根に精通した大工により格安でこれら劣化の点検を致しています。

 

結論

 

コロニアル瓦は塗った方がいいのか?

      ◎塗装屋   ⇒ 塗らないと表面が水を吸ってきて屋根全体が腐ってダメになる
      ◎建築大工  ⇒ 通気を潰して裏側が結露で腐って雨漏りの原因になるから塗らない方がいい
      ◎屋根瓦職人⇒ 20年も経てば瓦の下のコンパネベニアが結露で腐っているから総交換がいい
 
      どれにも真理は有り、利害背景もありオーバートークもあります。家屋の構造、築年代・年数、
      日当たり環境、棟換気能力・結露抑止力、美観優先度、御客様-家屋メンテナンス維持計画、
      御予算等で塗るか塗らないかを判断・決定すべきであると思います。
 
    A.カラーベスト・コロニアル瓦の塗装については様々な説がありますが。結論だけを述べますと、
 
          ◎1. 築10年前後の外壁初回塗り替え時に同時に塗って頂ければ雨掃けが良くなり
                雨樋に円滑に流水し、屋根端部廻り込みリスクや瓦そのものへの浸食リスクは低減する。
          ◎2. 築年数が15年を超えている場合では北側等には既に結露が出ているので
                塗っても塗らなくても変わらない。⇒塗っても新規影響は少ない
          ◎3. 一度塗ってしまっているカラーベスト・コロニアル瓦も◎2と同様である。

⇒塗っても新規影響は少ない

          ◎4. 塗る場合は瓦同士の隙間目切りが大切である。
          ◎5. 旧クボタ系コロニアル瓦アーバニーは表面模様の影響で密着信頼性が低い下地なので
                基本的には塗らない方が良い。どうしても塗る場合はクボタ推奨純正塗料が基本。
                もしくは2液性弱溶剤タイプなら喰い付くが水性はダメ。
                またアーバニーは隙間目切りも至難の工事になる。
          ◎6. 塗ることによるリスクと塗らないことによるリスクがあり、築年数が10〜12年前後では前者の
                リスクが大きく、築15年目以降からは塗っても塗らなくても野地板を含む屋根全体への影響
                は既に結露が出てしまっているので少なくなる。
          ◎7. 塗らないことが原因で屋根全体が外部浸水で腐食することはほとんど有り得ない。
          ◎8. 屋根全体が腐食をするのは内外温度差が原因の結露によるものが多い。
          ◎9. 端や棟板金廻り等が部分的浸水を起こして一部のみが腐食することは有る。
          ◎10. 棟換気系がしっかりしているコロニアル屋根ならば結露リスクも低いので塗っても大きな
                問題はほとんど起こり難く比較的衛生性も保たれる。
          ◎11. 瓦自体の吸水はまったく日の当たらない北側下屋等では20年間塗らないコロニアル瓦
                が粘土のように脆弱化することはあるが、そのような状態になる頃には野地板を含む
                屋根全体が既に湿気を含んで駄目になっている。
          ◎12. 塗ることは美観優先以外に大きな意味はほとんど無い屋根も在る。
 

〜 塗る場合 〜

         ◎1. 水性屋根塗料はあまり御勧めができない。(水性屋根塗料を厚く塗るのは愚の骨頂)
                ⇒化学反応硬化で固まる2液性弱溶剤型の方が密着信頼性が大幅に高く、現在では主流。
         ◎2. 塗った後、瓦同士の重なり空間確保、即ち隙間目切りは必項。
                ⇒単に防水念頭のみから厚く塗ってしまうと通気隙間を完璧に潰し、目切りもできない。
         ◎3. 高気密・外断熱・計画換気等の最先端家屋のカラーベスト・コロニアルはうかつには塗らず
                専門家の指示を仰ぐ。
         ◎4. シルバー色屋根塗料を塗ると熱反射効果により、夏場には家屋内部が2〜3℃涼しくなる。
         ◎5. 屋根用遮熱塗料を塗ると、また全く別の次元から大きな意義が在る。
               遮熱塗料の方が通常の塗料よりも耐候力が優れている。
 

そして

屋根メンテナンス&健全化のポイントは?

コロニアル屋根は瓦の塗装よりも棟換気系-天井裏熱気排出対策が重要

極言すれば、棟換気系がしっかりしていれば塗装でも何でも行っても構わない

      瓦そのものが面全体レベルで隙間から呼吸をしていた昔の本瓦とは異なり、洋風のコロニアル屋根
      とは面全体が防水シートで密閉されていますので天井裏の熱気は排出され難く、結露で早く腐食を
      し易いのです。屋根健全化のポイントは瓦の塗装もさることながら熱排出-結露対策なのです。
 
      これらコロニアル屋根の弊害を是正するために以下の装置がございます。
      本来は、これら天井裏熱対策-棟換気装置は昔の日本瓦では不要でしたがコロニアル瓦屋根には
      必要不可欠なのです。
 

表面的対症療法のみではない抜本的-健全化

      防水シートで密閉されてしまっているコロニアル屋根にこれら装置が無いと屋根全体が15年前後で
      結露腐食することがあるのです。逆にこれらの棟換気系対策がしっかり在るコロニアル屋根ならば
      塗っても大きな悪影響は少なく、軽量故の耐震性優位面のみを享受できるのです。
 

棟換気装置が無いとコロニアル屋根野地板は結露腐食をします。

結露は主に冬場の夜に自然発生します。

 

 

 

1.棟換気装置

最低限、付けて頂きたい装置です。天井裏の熱気を抜きます。

現在ではほとんどの家屋に新築時から付いています。

塗装足場時後付けですと材工7〜10万円程度で後付けが可能です。

 

2.ハト小屋

ハト小屋は容積の大きい高さのある切妻屋根や内部熱源の多いアパート等によく付いています。

普通の屋根には不要です。

 

3.切妻冷気導入口

これも在ると無いとでは大違いです。ここから冷気が入り、1.棟換気装置 から熱気が

抜ける自然対流が起り天井裏の換気が成されるのです。

 
 

 

4.軒天-冷気導入口

こちらも同様に冷気が入り、1.棟換気装置 から熱気が抜ける自然対流換気が起るのです。

塗装足場時後付けですと材工4〜10万円程度で4個〜8個の取り付けが可能です。

 

最終結論

コロニアル屋根は棟換気系が最も重要

    コロニアル屋根の塗装工事に際しては塗装業者がよく述べるトークに、、、
    コロニアル瓦同士の隙間をターペンサーや金具等で「目切り」を行って「隙間」を確保しないと
    毛細管現象で結露が出て屋根が腐食をする、、、、があります。
 
    そうです。まったくその通りで間違いではありません。当社も目切りは行っています。
 
    しかし、それはあくまで防水シートの外側での塗装次元でのミクロレベルの問題なのです。
 
    冷気導入-熱気排出、の棟換気系こそがコロニアル瓦屋根の健全化には
    その(目切りの)何倍も重要な核となる本質抜本対策なのです。
 

屋根については以下のページも御参照下さい。

 
            ■ 屋根葺き替え工事  メンテナンスフリーの理想的屋根 複層コンパネ断熱通気層工法
 
            ■ 屋根葺き替え工事 こだわりの焼き物日本瓦-日本の気候に合致した王道の屋根
 
            ■ 家屋健全化に貢献する棟換気系-内気循環 通気口工事
 
 

 
 

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多摩建設株式会社 業種:総合建設業、東京都知事建設業許可(般-6.56447号)、
          東京土建組合加盟、設立:昭和43年4月、職方総数約400人、
          二級・一級建築士総数4名、関連会社 :首都圏住宅株式会社、
          アドバンス・ペイント・エンジニアリング協会等、

〒194-0033 東京都町田市 山崎町2130 TEL.042-792-8222

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